事前調査番外編

長野県の改修設計の対象住宅は、昭和59年に建てられたこの地域特有の漆喰壁の本棟づくりです。
お客様は代々続くお百姓さん。
米蔵やお蔵などが敷地内に点在しています。

これらは江戸時代とか明治時代とか、かなり古いもの。
この魅力的なたたずまいにドキドキします。

母屋の横に現存しているお蔵の床下換気口はなんと三角形!
なまこ壁の三角形の部分と換気口が連続していて、粋なデザインでした。

扉も重厚です。

母屋の向かいに建つのは米蔵。

入り口には板状のネズミ返しがついています。
そしてこの金属部分が鍵穴。かなり特殊な形をしていて開けるのが難しいそうです。

 

お蔵の重厚さとは対照的なぶた小屋。
これはまた軒が低くてなんだかかっこいい!
歪んでいますが。。。

お客さん曰く「千と千尋の神隠しみたいでしょ。」
確かに。
事前調査は大忙しでしたが、素敵なものを色々見せていただきました!

まきうち