公開審査に行ってきました

TAKAOスタジオ、初のコンペ参加!

お題がなんだかほんわりしていて、楽しく考えられそう!ということで大和ハウス工業が開催する
第14回ダイワハウスコンペティション ”「太っ腹な家」” に応募しました。

太っ腹とは、それが家だと、人はどうする、それは太っ腹といえるのか、あーでもないこーでもないの議論を重ねました。なかなかまとまらず、今回は見送りか…と思っていたところで、提出日延期の連絡が!

これは「出しなさい」ということだね、と気を取り直して、更に議論とスケッチを重ねました。

最近の我々のテーマである「防災」、これをあたりまえに取り組める、自分たちが住みたい家を考えよう!
ということでまとまり、そこからはプランの詳細検討を始めました。アイディアコンペにしては実に現実的な設計をして、プレゼンのネタは全て手書きで仕上げて提出しました。

提出して、ドキドキわくわくな時間を過ごしておりましたら、なんと一次審査通過のお知らせが来ました。
応募総数226点の中、7作品に残りましたと。
うれしい!真面目に考えて良かった。と大喜びしました。
一次審査結果発表

コンペ二次審査は公開審査で、入選作品7点から最優秀賞1点と優秀賞2点が選ばれます。早速、公開審査の準備を開始。模型提出は必須でないけれど出す方が理解していただき易い、ということでせっせとプレゼン模型を作りました。

公開審査の当日。

会場には一次審査通過者の皆さんが続々と集まってきました。皆さん若い。そして模型が大きい。当方こじんまりした模型を手持ちで会場入りです。

登録番号順だと私達がトップバッター。どきどきしますね。審査員の先生は、審査委員長に建築家の青木淳さん、審査員に建築家の堀部安嗣さん、平田晃久さん、大和ハウス工業の南川陽信さんというそうそうたるメンバー。

先生方の前にこじんまりとした模型を置いたところで発表開始。
発表時間は5分。あまりにスムーズに発表し過ぎて時間を少し余しました。
さてドキドキの質問時間です。質問の冒頭、青木審査委員長が「ありがとうございました」と言ってくださりとってもうれしかったです。公開審査というと発表者と審査員が火花を散らすとまでは言いませんが、かなりの応酬が繰り広げられるのだと勝手に想像しておりましたので、優しい物腰にほっこりしました。
ご質問はオフグリットについてや、近隣との関係など、想定内の事でしたのでお答えをしました。最後に堀部さんがプランについて意見を言ってくださったのもうれしかったです。

皆さんの発表が終わって、早速第一回目の投票。アイディアコンペの中で一つ異色の現実路線案、分が悪いなあと思ってましたが数票入り、これまたうれしい。
その後は先生方から、複数の発表者に個別に質問が飛ぶ時間。異色の我々は聞かれません⤵。これはなんだか寂しい。そこで思いました。公開審査があるコンペの時は、ちょっと不明なところがあった方が議論に参加できるなぁ。コンペらしさ?というところですね。

最終的には韓国の女性の方が最優秀賞を取られました。当方は「入選」のまま。少し残念でしたが、公開審査という機会に恵まれたことに感謝。そして何より、堀部さんが一回目の優秀賞選抜に推してくれたことがうれしかった!!!

そのあと祝賀会が開催され、審査委員の先生方と楽しくお話ができ、今後の仕事の励みになるお言葉を頂きました。これもうれしかったことのひとつです。

公開審査会のすべてが終了した時にはすでに19時を回ってました。娘は、ワンコとお留守番。初めて一人で散歩してご飯食べてお風呂に入って寝ているというタスクです。21時に帰宅するとパジャマでお出迎え。やっぱり眠れなかったようです。そして入選どまりであったことへのねぎらいと励ましの言葉がつづられた手紙が置かれていました。これまた特別うれしい!

またコンペに参加しようと思える一日でした。
仕事ページに「太っ腹な家」追加しましたので、そちらで詳細をご覧いただけます。

まきうち