tara BOOKS 展に行ってきました

初めて目にした時、ビビッ!ときてしまったタラブックスの絵本。その企画展が静岡県のクレマチスの丘、ベルナール・ビュフェ美術館で開催されていました。
「世界を変える美しい本」インド・タラブックスの挑戦。最終日間際になってしまいましたが、連休初日に見に行くことができました。

タラブックスは、1994年に2人の女性が中心となり設立された南インド、チェンナイの出版社です。ハンドメイドの絵本を企画から制作まで行っています。

会場には、インドの民族画家の方々が描いた、すてきな原画が多数展示されていて、その土着的な感覚と緻密さは感動的でした。民族画家の方のコメントでは、頭に浮かんできたものを勝手に手が描き出すそうです。私もそんな感覚でプランを描いてみたい…などと思ったりしました。
 

 

展示は、ハンドメイドの全容をつたえるという企画で、製造過程が詳細に紹介されていました。
1枚1枚、シルクスクリーン印刷によって色を重ねて行く工程は、時間をかけて製作する伝統工芸の手仕事のようでした。
 

こうした工程を見ると、初めてみた時に絵本から感じた土着的な雰囲気や素朴さにあらためて納得。
日々の仕事でもこうした手仕事の感覚を大切にしたい。と改めて思った一日でした。
 

いしざき