M-HOUSE
この住宅は、長野県飯田市に建つ6人家族が暮らす家です。ご両親の住宅に増築する形でプランニングを行いました。計画地の地盤が軟弱であったため、地盤改良で安全な基礎を築いたうえで、リビング・ダイニング、キッチン、主寝室を中心とした平屋と、水回りの上に子供室を載せた一部2階建ての構成となっています。
外壁は、外張断熱と充填断熱を組み合せた付加断熱工法を取り入れ、開口部には高断熱・気密仕様のサッシを採用し、高い断熱性能（Q値1.98W/㎡K）を実現しています。合せて外付けの日射遮蔽部材を設置することで、夏の防暑対策も行いました。内装は、自然素材を全面的に採用し、壁は生石灰クリーム、床は信州カラマツの縁甲板、天井は、垂木が現しとなるリビング・ダイニングを除いて自然塗料で仕上げています。
建築概要
| 計画地 | 長野県飯田市 |
| 敷地面積 | 1,295.72㎡ |
| 延床面積 | 121.96㎡（増築分） |
| 構造・規模 | 在来軸組木造・2階建て |
| 竣工年 | 2014年 |
環境形成計画図
計画地は、前面道路から数メートル上がった河岸段丘の上にあります。地盤が軟弱な場所であったため地盤改良を行い地耐力を確保しました。隣地とも距離があり日照、通風共に良好な立地で自然エネルギーのパッシブ利用を積極的に考慮しています。
