夏休み、子供の学校でお泊り体験してきました。
お泊りのテーマは「防災」。娘の学校は山間にあり、自宅からバスと電車を乗り継ぎ、駅からは40分程山歩きして到着するところなので、なんらかの災害で、電車が不通になったりすれば、娘は帰ってこれず、1週間くらいは学校にお世話になるだろうと思っています。その場合、学校で泊まるとどんなことが起こるんだろう。ということでお泊りしてきました!
今回のサブテーマは二つ「トイレ」と「食事」。
大地震が起きたら、きっと配管が破壊されてトイレが使えなくなるでしょう。そのために学校では防災用に段ボールトイレと尿を固めるキットを備蓄しています。これを実際に使ってみて、どんなものなのかを確認しました。
当日は雨の予報のため、初めから屋根のある場所に設置しました。トイレ用テントは底が丸くなっていたため、コンクリート床では不安定。砂袋で固定しました。
なかなか快適そうですが、使うのには結構勇気がいります。
本来は用を足したら一人づつ固める粉末を振り入れて封をするのですが、固める粉末の容量が3ℓとのことで一人ずつではもったいない!ということになりました。そこで何人まで行けるのか挑戦することに。。
8名まで使ったところでなかなか固まらず、更に一袋を追加してみました。
それでも固まらず、このタイプはゲル状にしてトイレに流すタイプだったと判明。そうなるとトイレが使えない(流せない)状況ではNGとわかりました。
さらに15回程度の使用で段ボールトイレは壊れ。。。これも再考が必要です。
続いて「食事」
学校に備蓄されているのはα米と乾パンと水。
塩分がそもそもないので、それは各自が持参しました。
まずは賞味期限切れのα米を水とお湯で作ってみました。お湯で作った方が温かいのですがなんだか変なにおいがします。お湯によってなんか余分なものが出てきた感じ。水の方がおいしいかな。賞味期限は3年ほど切れていましたが基本的には問題なく完食。
そして賞味期限内のα米も試食。これはにおいも味も文句なし。美味しいね!
でもやっぱりごはんのお供がないと厳しいよねえと。梅干しとかお塩とか備蓄しておきたいね。あるいは個人持ちでももう少しバリエーションを持たせた方がよさそうねとか、話は尽きません。
イメージしていることと実践してみることでは全然違うことを改めて実感しました。
全ての季節で体験したほうがよさそうという意見も出て継続イベントとなりそうです。
こんな体験をした後、休み明けにいつも持っていく個人持ちの着替えや備蓄袋。いつもは文句たらたらの娘、今年は積極的に持っていきました。やっぱり体験って素晴らしい!
まきうち