長野での打合せの後に、お施主さんと本棟造りの住宅や蔵を眺めながら、古民家カフェを営業する?などといった話で盛り上がり、まさにそれを実践している、近くの「九如亭」という素敵な古民家カフェに連れて行ってもらいました。
その建物が見えた瞬間、その佇まいに思わず息を飲みました。本棟造りの大屋根と巨大な鬼瓦が醸し出す迫力に圧倒されてしまいました。ちなみに、鬼瓦のサイズは、2間(3.6m)近くあるそうです。
既に営業時間を過ぎていたのですが、ご厚意でカフェの中を見せて頂きました。室内は、和と洋がミックスされた、とてもセンスの良い落ち着いた雰囲気でした。
建物は、明治元年の建築で京都の大工さんに建ててもらったそうです。軸組を構成する柱や梁は、樹齢百年を超えているものからでなければ、切りだせないサイズのものが、ふんだんに使用されています。しかも、所有する山から切り出して加工したとのこと・・・立派です。
次回の打合せの際には、時間をとってゆっくりお邪魔させていただきたいと思いました。
いしざき