私の経験の中で最も近い現場。朝、大工さんが現場に向かうのが見えます。
この物件は、工事見積りまでの依頼でしたので、現場監理は工務店の方へ引継ぎました。ですが、現場が近いだけに、大工さんがやってきて、状況を見て欲しいということになったりします。
先日は、耐震改修の状況を見学しに行ってきました。
この家は、平屋ですが非常に桁の高さが高いです。3×10板の構造用合板を使っても届かないほどです。棟梁は、熟練の大工さんでハウスメーカーの施工なども手掛けていた時期があり、施工方法などの知識も豊富。しっかり施工して頂いていました。
断熱改修はメインではないですが、改修範囲となる居間や縁側回りの床、壁、天井には、断熱材を充填します。
急勾配の大屋根という事もあり、小屋裏空間が広い建物です。平屋建てですが1.5階建てくらいのプランは可能です。現場で見ているといろいろと欲が出てきてしまいますが、今回は暖房負荷とコストの兼ね合いで平らに天井を張る計画となっています。
このリフォームで今までコマ切れだった部屋が一体的に利用できるようになります。お施主さんは空間が広いことを実感されてきたようです。
しかし、現場が近いっていいですね!
いしざき